三光建設株式会社としての社会的責任について

命を守り、健康を維持し、地域にも積極的に貢献していきたい

BCP[事業継続計画]

BCPとは、災害などの緊急事態が発生した際、企業が損害を最小限に抑えて、事業の継続、復旧をはかるための計画です。三光建設は、2011年の東日本大震災で被災した経験を踏まえ、「どうすれば災害時に大切な従業員とその家族を守れるか?」、「会社と現場を守れるか?」を真剣に考え、BCPを取得することにいたしました。

何となく大事なものを守る、という漠然とした考えではなく、きちんとした指針を持ち、それに従って間違いのない行動をする決断をしたのです。実際にBCPを取得したことで、災害時にも従業員全員との連絡がとれるようになりました。それまでは、携帯電話での連絡がつかなかったこともありましたが、BCPの有効的な活用により、その問題も解決。

仲間同士が連絡を取り合うことだけでなく、災害が起きた際には、人を集めて復旧活動にあたる必要があります。2019年の台風15号・台風19号の直後には、地域の建設業界にすぐ人を集め、鹿嶋市の困っている方々の災害復旧活動にあたりました。

健康経営優良法人認定制度

三光建設には、従業員の皆さんに「元気で長く勤めていただきたい」という強い想いがあります。体調を崩して辞めてしまうのも寂しいですし、だからといって無理に働いてもらう訳にはいきません。そのような想いで、健康経営優良法人2018・2019を取得したのです。

それまでは年に一度の健康診断をして終わりでした。健康診断後も「個人のことだから、あまりうるさく言っても……」と遠慮する形で、結果的に細かなケアやフォローはしていませんでした。今は「その後、状態はどう?」、「病院には行った?」と話すようにしています。「本人や家族だけでなく、三光建設にとっても大事な人なのだから」体調の把握・共有を行なう必要があるのです。

こちらから話すことで、きちんと自己管理をしてくれたり、体調を回復させたり、病気になってもしっかり向き合うなど、良い意味での変化が起きています。万が一、体調を崩して長く休職することになっても、しっかり治したらスムーズに会社へ復帰できる。そういう安心できる体制づくりも行いました。

いばらき健康経営推進事業所認定制度

いばらき健康経営推進事業所とは、その名の通り「茨城県で健康を推進している会」です。この会員になることで、健康セミナーや食事療法などいろいろ有益な情報を得ることができています。それらを従業員の皆さんにわかりやすく伝えています。

従業員の健康と元気は、会社の重要な資産です。今後、他にも様々な情報を伝達したり、セミナーなどを受けることで、健康維持の秘訣を理解し合い、より一層、長く健康に元気に働き続けていただきたいです。

企業としてCSR活動を展開していくきっかけが
『茨城エコ事業所』への登録でした

茨城エコ事業所

私たち三光建設が積極的にCSR活動へ参加することになった大きなきっかけが、茨城エコ事業所への登録です。世の中の役に立つことが、何か自分たちにできないだろうか。懸命に探していたところ、茨城県へ登録するこの制度を知り、会社を運営するうえでの一つの指針にしたのです。

「こんなことができる」、「ああいうこともできる」と、できることが大幅に広がった気がします。会社としての環境を整えるため。「たとえ僅かでもCO2を削減したい」と考えたことこそ、三光建設が茨城エコ事業所に登録する最大の背景でした。

最初に始めたのは、仕事に使用する会社の車はできる限りハイブリット車や電気自動車に移行すること。また、細かなことかもしれませんが、事務所の窓に緑のカーテンを採用。電力削減をはかりました。さらには、会社として地域の環境保全および地域活動にも、自ら進んで参加しています。

皆にとって働きやすい環境を整備し、女性が活躍できる土壌を育みます!

茨城県仕事と生活の調和推進計画

茨城県仕事と生活の調和推進計画を活用したことで、従業員の授業参観休暇や看護休暇などを気兼ねなく取得できるようになりました。

次に、時間外労働の削減を実現。また、現場によっては4週8休のところが出てきています。季節や天候によって暑さ寒さを厳しく感じる仕事です。だからこそ、働きやすい環境を常に模索し、整備していきたい。そう私たちは考えます。

いばらき女性活躍推進会議

女性も男性もいきいきと働き、共に活躍できる会社でありたい。いばらき女性活躍推進会議の趣旨に賛同し、三光建設も会員になりました。主催される講演会などにも積極的に参加し、多種多様な問題解決のヒントを見出していきたいと思います。

三光建設は土木工事と建築工事を生業とする会社です。私たちとしては「女性が充分に活躍できる、こういう職種もあるんですよ」ということを伝えたい。女性=事務職だけでは決してありません。アクティブに働きたい女性に最適な仕事だとも確信しています。

今では重機の性能や操作性も著しく向上してきました。そこへさらに「女性ならでは細やかな気配り」などの良さを活かすことができたら、可能性は無限に広がっていくのではないでしょうか。そういったことを真剣に考える会の活動を、私たちは展開しています。

茨城県建設業協会 女性部会 建女ひばり会

2019年9月に発足した茨城県建設業協会 女性部会 建女ひばり会。会員数114名。その内の一人になることで、今後、さらなる女性技術者の増加を希望しています。これまでは男性の職場と捉えられていた建設業界の現場ですが、状況は刻一刻と変化。現場作業員、重機をコントロールするオペレーターなどなど。資格を取得し、女性も活躍できるフィールドになってきているのです。

女性が活躍することに対し、もっともっと考えて、働きやすい環境をつくっていきたいと切望します。三光建設の取締役が実践することで、「女性でもできる」、「むしろ女性ならではの目線でお役立ちを果たせる」部分を見出していきたいのです。

三光建設では、やる気のある方であれば、資格をどんどん取得していただき、女性としての現場監督にもチャレンジしてもらいたいと考えます。ですからキャリアアップのためのバックアップは惜しみません。建女ひばり会で女性技術者の先輩方からためになる話、参考となる活躍ぶりも伺い、三光建設の人材育成に役立てたいと思います。